カニのさばき方
先ず、手に軍手などをはめてから、カニを裏返して「ふんどし」と呼ばれる腹部にあるフタのようになっている部分を切り取ります。そして、裏返して腹部を押さえ、親指をかけて甲羅を外していきます。
足の付け根にある「ガニ」と呼ばれる灰色のビラビラした部分は食べられませんので、ハサミで切り取っておきます。「ガニ」とはカニのエラであり、海中で呼吸をする際に汚れや不純物などを除くフィルターのような働きをしています。この部分には毒などの害になるものは含まれていませんが、不純物などがあるので食べずに取り除いておきましょう。
続いて、胴の部分と足の間の関節部分をハサミで切り取り、足を切り離します。そして、抱き身（肩肉）を切ります。抱き身に付いている目や口などを切り取て半分に切ります。足の切り口に対して縦になるように、さらに半分に切ります。
足を切り離したら、節に切れ目を入れます。太い足の場合は、とげの多い表側に２本の切れ目を入れます。細い足の場合は裏側に１本切れ目を入れます。カニ爪は、縦半分に切ります。
続いて、足の殻をはがしていきます。中の身が取れないように気をつけながらはがしましょう。すべて殻をはがし終わったら盛り付けます。
上手に切れ目が入らなかった場合は、ハサミを用意して各自で切りながら食べると良いでしょう。そのままでも塩味があり、美味しく食べられますが、お好みでレモンやカニ酢などを添えても良いでしょう。